今年最後のお昼膳

雪が降らないか心配でしたが、お天気に恵まれ暖かくなりました
7時半ごろ向かいの山から、お日様が顔を出しました
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今日は料理教室仲間のYさんとお友達2名、お友達の小学生のお嬢さん2名がお客様です
まえまえから、ご予約の電話いただいていたのですが、私の上京などで
日にちが合わず
師走も押し迫った今日になってしまいました
去年は大雪だったのですよ、と伝えると、
雪くぐりぬけてでも出かけていきますとのありがたいお言葉でした

子供さんがいらっしゃるので、どのようにしようかな?
品数は少なくてもボリュームのあるもの、そして旬の根菜の旨味を十分に味わってもらいたいなと思いました
本日のメニュウ
1・ウエルカムティー
  三年番茶・はと麦・ゲンノショウコ・カワラケツメイ・どくだみ
1・じゅていむ・クリアすーぷ

  カボチャ・玉ねぎ・人参・サツマイモ・トマト、イタリアンパセリ
1・前菜

  ゆず蜜煮・ユズ大根・マコモと蒟蒻きんぴら・白梅寒天(菊花、煮梅、山芋たたき、のせ)・ターサイとフダンソウのゴマあえ・ヤーコン、醪豆腐のせ・くるみみそ
1・かぼちゃころっけ
  皮付き蒸しカボチャ・玉ねぎ・レンコン・刻み梅・豆腐マヨネーズ
1・車麩カツ
  しょうが味車麩・人参葉
1・大根から揚げ
  煮含め大根・ニンニクしょうゆ
 

           梅酢玉ねぎドレッシングそえ
1・お口直しの野菜
  クレソン・たんぽぽ葉・はこべ・りんご
1・さつま芋いり、のっぺ

  紅あずまと安納芋・大根・人参・ゴボウ・蒟蒻・ミズナ・ゆず
1・玄米ご飯
1・小松菜ユズごしょう和え  
  大根紹興酒漬け
1・白玉塩ぜんざい、黒砂糖添え


食堂かたつむり”の”じゅていむ・すうぷ”はポタージュ風でパンと一緒に出てました
今回メインがボリュームがあるので、野菜をコトコト煮てから濾して”クリアすうぷ”にしました
トマトがさっぱりとしているのに、深みのある味を出してくれました
カボチャコロッケは歯ごたえのあるものも入れると食感が面白いです
大根のから揚げは昆布とシイタケだしで煮含めておき、ニンニク醤油で下味をつけて、片栗粉をまぶしてからりと揚げます
おでんなどの余った物もこうすると、串揚げにいいですよ
小豆はアクをにこぼししません
小さくきった昆布も一緒にコトコト炊きます
普通はカボチャを入れて、塩味だけで頂きます
とても、デトックス効果があります




今年を振り返って感じたことを書いてみます
たゆたゆには、何かのきっかけで食の大事さに目覚めた方がこられます
ただ、マクロビオテックといってもあまり食材や陰陽に囚われすぎると、動きが取れなくなってしまって、日常生活とかけ離れたものと捉えがちになります
難しいことはありません
日本の食事はとてもバランスのとれた素晴らしいものです
米はその際たるもので
そのエネルギーを頂くために命ある玄米で食べましょうということなのです
普段の食事に旬のものを皮も根も葉も丸ごと頂く
食べづらいと思えば皮や根っこは汁のだしに使えばいいし、干せばつまみやおやつにもなります
一献立で無理して使わなくても、全体として利用すればいいのです
でも、家族が納得しなければ無理強いはしないことです


マクロビオテックの理念は調和です
人との調和、環境との調和はあせっては摩擦が起きます
分搗米や胚芽米に変えてみるのもいいでしょう
少しずつ取り入れていけばいいのです
野菜も庭の隅から、育ててみればいいと思います
自分で育てたものは粗末には出来なくなるものです



ただ、舌は麻痺します
添加物で作られた甘味や旨味は中毒になります
いつまでも追い求め、これで満足ということがありません
ですから、調味料だけは少し高くても本物を使うように心がけるのがよいと思います
素材本来の味が引きだされて、しみじみ美味しいと思えるからです
心を込めて作る料理は食べた人の心を満たします
こころから、ごちそうさまでしたといってもらえる食事を心がけたいと思います

今日は久びさの小人のお客様でした
動物性が無くても、満足だったかな〜
お野菜の旨味わかってくれたかな〜


姉の日香梨ちゃんは暖炉に薪をこまめにいれてくれて、
部屋はとっても暖かでした
妹の菜緒子ちゃんはロフトでBGMのCDを選んでかけてくれました
夏はここは扇風機もいらないぐらい涼しいよ
冬は山に薪拾いに行って暖炉の炎見るのもいいね
学校休みになったら、遊びにいらっしゃい