満願寺農園

畑は”あなぐま”天国

写真は荒らされた下仁田ネギの苗の様子。 里芋もジャガイモも掘り返し、葉物は突付かれ畑はどんでん返し。あなぐま(むじな)が毎夜畑を運動場にしている。 あなぐまは、ミミズを食べるために鼻で穿り返す。ミミズ農法をやっているわけではないが、私の畑は…

今年は筍の当たり年、あちこちニョキニョキ

昨年は筍は少なかった。友人がどこを探しても見つからなかったのに、今年は「もういい」と言うほど毎朝ニョキニョキ。放任状態の筍がいっぱいだ。 節に白い粉を噴いている三年竹の根元から枝の方向に50〜60メートルの地点付近を掘れば当り、どころではな…

ロハス?ハーブさんと里山ハーブさんみんな同じです

食卓で野菜として食べられるハーブをと思い、今年はイタリアンパセリ、ディル、マーシュ(コーンサラダ)を春先に播種しました。 でたでた!可愛いお芽メ 暖かくなってぐんぐん大きくなってきた。 マーシュ(コーンサラダ、またはラムズレタス)は私も植える…

ミナミノカオリが大きくなった

パン用小麦 【1月28日】のブログに書いた小麦がもう収穫だ。 パン用小麦「南の香」(ミナミノカオリ)である。熊本県が2004年奨励品種に指定した九州特産のパン用小麦。パン適性の硬質小麦(強力粉)は、日本での生産地は北海道がメインだったが、九…

自然畑の幼い仲間達

エンドウはやっと開花した。《写真参照》 三度播種して一度目の10月20日播種分は積雪のため半分がダメになった。二度目、2006年2月1日分も雪でほとんど”煮え”た。三度目、3月21日分はまだ小さい。 開花したのは、最初蒔いた分。毎年雪に埋もれ…

畑のすみで熊笹の茂る、チョット日陰の湿地に可愛い花が咲きます。 ニリンソウです。 これは一輪なのでイチリンソウなのかもしれませんが、本によってはニリンソウは3〜4輪咲くのもあれば一つしかつかないのもあると書いてあります。 太陽が好き 朝は恥ず…

手作りパンは畑で生まれ、自家酵母で成長する

1週間ほど実家の母の看病で上京し、家を留守にしていた。 帰宅して一番に覗いたのが、冷蔵庫の中のパン用の天然酵母たち、それはリンゴ酵母、バナナ酵母、デコポン酵母・・・みんな大丈夫でひと安心。 何回も種を継ぎ足してきたのでたくましくなってきたみた…

初!初!タケノコさん

ここ数日雨続き。畑仕事にさしさわる菜種梅雨だけど良いこともある。 それは、タケノコに早く会えるから。”雨後のタケノコ”は旬の味”筍”と書く。 タケノコと猪 朝、竹林に行った。「もう出てるかな、ワクワク気持ち」と一歩踏み出したら何と、無残にもタケノ…

満願寺とは

私の畑は阿蘇小国・満願寺農園、近くには歴史ある満願寺や温泉がある。 阿蘇エリアでもここ小国は温泉がたくさんある ご存知の黒川温泉に小田温泉、田の原温泉、白川温泉、満願寺温泉、そして杖立にはげの湯に岳の湯、他にも地元の人が入る温泉がある。 足を…

明日の楽しさを描いてくれる春の風景はとてもいい

満願寺農園の一角の写真です。 手前が、パン用小麦「ミナミノカオリ」。まだ小さいです。 梅林が満開です。この写真は三日ほど前ですから今日の畑では散っていました。梅を収穫したら漬けて「梅醤番茶」にします。 奥には孟宗竹があります。去年は4月14日…

発芽はまだかな

写真は、「温床」なるものです。 暖かい床に種を蒔きました。芽が出るのを今か今かと待っていますよ、トマト君。 暖かい床、そこで活躍するのはペットボトルは太陽熱、炭は遠赤外線、これも太陽サンサンあってのことだから、花曇や菜種梅雨では冷たい床にな…

日本三大漬物が九州にはある

阿蘇高菜の漬物は三大漬物。その高菜、中央アジアが原産で奈良時代に伝来とのこと。やはり春もの、ビタミンB群が多い 日本三大漬物とは それは信州の野沢菜漬け、広島菜漬け、そして高菜漬け。 野沢菜漬けは美味しかった記憶がある。旅館で食べたからか菜?…

春は”いのち”を感じる

写真は【のびる】 昔は春のいぶきを野山や里山で感じて、そこで採れるものを命の源にしていたのではないだろうか。 野山を歩くと食べごろの山菜がたくさん見つかる。苦味や渋みがあるといって敬遠する人もいるが、この成分は「ポリフェノール」で野菜よりた…

世間の桜は満開、畑はまだつぼみだが農作業は急ピッチ

今春は昨年より心もち暖かい、ウグイスの鳴き方も「アッホーケ」からすでに"達人"なみの「ホーケキョ」になった。 ウグイスのさえずりが脳に心地よい、作業が軽やかになる。 土にクワを入れるとカエルがふらついて出てくる。 ”まだ寒いぞ、あっちで寝るんだ”…

春の野草「藪萱草」

早春にスクッと立つ浅い緑色した野草、「やぶかんぞう」。 夏にはオレンジ色したユリに似る花を開く。昼間だけ花開くユリ科の一日花である。 おいしい食べ方 若葉を酢味噌和え、おひたし。私は小海老とのかき揚げが好き、しゃきしゃき感と海老のプチプチが季…

エンドウたちの泣き笑い

実エンドウと絹さやエンドウ、可哀想な状態になっています。正月を越した露地のエンドウです。寒さで震えているでしょう。 一方、屋内のエンドウはニコニコ顔です。 半分はダメになった露地のエンドウ 絹さや(仏国大莢)と実(うすい等)あわせて30粒ほど昨…

お日さま菜からお陽さまをいただく

蕎麦の”スプラウト”は美味しい 抗がん効果がすごいといわれるブロッコリー・スプラウト。 でも我が家の”スプラウト”は「蕎麦」です。(写真参照) アメリカの国立ガン研究所などによる「デザイナーズ・プログラム」には、抗がん効果についてブロッコリーのほ…

”浅き春 幼き顔は 野草たち”

満願寺農園は春の野草で混雑してます 畑のあっちこっちに春の野草たち、写真の左上から蕗のトウ、ヨメナ、タビラコ、ナズナ、ユキノシタ、アザミ、ヨモギ。 蕗のトウ 地下茎から葉の出る前に大きな鱗片に包まれた花蕾《蕗のトウ》が出てくる。だから毎年同じ…

クンタン、炭は畑の必需品

冬の季節は、クンタンや炭作りの毎日です。 落ち葉を集めての堆肥作りもあります。 クンタンはもみがらの炭 燃えてしまい灰にならないようかき混ぜるのがコツだが、まる一日はかかる。 もみがらクンタンは炭同様に、苗の株元周りに施すと冬は地温が上がり、…

一年ぶりのご対面です、蕗のトウ

畑の隅っこでこんにちは 今年もおめでとう蕗のトウくん、忘れずに満願寺農園にきてくれましたね。 この写真は、無理矢理に土を除いたので未だ”青い”雰囲気です。 ほろ苦き 初恋の味 蕗のトウ 勿論、昨日の夕食には私の口の中でした。ジュワッ〜とビビッとき…

パン用小麦はまだ子供、春が待ち遠しいな

日本人は米を食べよう。でも国産小麦のパンなら安堵かな。 畑では、パン用国産小麦「ミナミノカオリ」(写真)が春を待っている。決して雑草ではありません 九州にパン用の国産小麦があるとはビックリでしょう。あります、それは九州沖縄農業研究センター育…

梅はまだつぼみ

農園の梅の木には固いつぼみがたくさん、春よ恋!と早くはちきれたいと言っているようだ。 梅の味は日本人の故郷になっているだろうな、つぶやきながらおもむろにデジカメを手にしたのが今日。 以前愛飲していたマクロビお薦めの「梅醤番茶」には、この自家…

川の流れに乗って回るこれ、何?

水車です、、、、水面でゴロゴロ回っています。 都会にはないこの優れものはキッチンのとても強い味方、農家の必需アイテム。 始めてみた時は映画の一こまに遭遇したかの錯覚に陥り、あわてて尋ねたものです。 竹と杉板で作るこの水車は、皮むき用に多くの農…

なばなはみかんの三倍のビタミンC

「なばな」は中国伝来のアブラナ科の野菜、「菜花」と書く。 春を感じる野菜で花蕾を食べるが、この種にはコウサイタイ、オータムポエムもある。多くの人がご存知の蕗の薹(フキノトウ)もまさに春の味という苦味が舌を駆けめぐる。「菜花」も同じように頭を…

農作業は自然のリズム、月のリズム

14日は旧暦の12月15日、望月だった。 もっとクリアーな写真だったらいいのだけど、めったにないチャンスとシャッターをきりました。 「月の癒し」ヨハンナ・パウンガー著 この本の帯には「月のリズム」があなたをきれいにする、と書かれている。 ”自分という…

雪はなくともバリバリの野菜

雪は日陰のみ、道は「やっとこさ」スイスイ通れるようになり喜んで畑に行った。 残り雪には例の足跡がいくつもあった。しかし礼儀よく、半分雪下の野菜をよけて歩いてるじゃないか「この動物可愛いな」と思った。 かじかんだ手足がすごく冷たい。大昔?幼き…

足跡

左が176センチ身長の私の足、長靴跡。右が動物の足跡。 鹿ではないし、熊でもない。狸やハクビシンでは大きすぎる。当然うさぎでもない。猪はこんな足を持っていただろうか。 ビニールハウスのなかにも足跡があったが、小さなコマツナの畝のあいだをほじくっ…

雪畑

長靴で踏めばガリガリ、バリバリの雪に埋もれた坂道を登った山の中腹に畑がある。今日、三日間も閉ざされた畑に行った。 一面真っ白、野菜達がみな雪に埋もれている。かろうじて白菜が顔を覗かせていた。これでは凍結しているんではないだろうか。 12月にこ…

阿蘇高菜

写真は10月15日播種の阿蘇高菜。年を越し4月には収穫して漬物にする。 これら不結球性の菜類を”ツケナ”と一般的に呼ぶが、すぐ恋して引っツクからだろうか。つまり、他花受粉を頻繁に行い雑種を生んでしまう。そのためか地域独特の菜っ葉があちこちにたくさ…

越冬する玉葱

玉葱の苗はこのまま越冬するだろう。 越冬時の苗サイズが肝心。大きすぎてもダメ小さすぎてもダメ。冷涼地は早めに暖地は遅めに蒔く。寒さに強いのは小さい時。京都にいる時に真冬、ランニングで遊んでいる子がいたのにはビックリした。小6か中1ぐらいだっ…